
こんにちは!
ボイトレVTuberの狐崎まめこ(concon_mameco)です。
今回は、Vtuberになるには、一体どれくらいのお金が必要になるのかをまとめました。
スマホやPCがあれば完全無料で始めることもできますが、できることは限られてしまいます。
一方、高額な機材などを準備すれば、思い描くようなVtuber活動をすることもできるでしょう。
Vtuber活動を始める際にかかる費用は、ご自身の経済状況やどんな活動をやっていきたいかによっても変わります。
これからVtuber活動をしようと思っている方は、ぜひこの記事を参考にしていただければと思います。
Vtuberを始める際に費用が発生するものは?

まずは、どんなものにお金が発生するのか、一覧で見てみましょう。
2D/3Dモデルの作成
まずはVtuberの要となるアバターやイラスト、3Dモデル、ロゴを作る必要があります。
- 立ち絵イラスト
- 3Dモデリング
- ロゴイラスト


機材
アバターを動かすための機械や周辺機器です。
- iPhone
- 高性能PC
- WEBカメラ
- マイクと周辺アイテム
- バ美肉(※)用ボイスチェンジャー
- VR・モーションキャプチャー機器

動画編集ソフト
Vtuber活動のメインコンテンツとなる動画を編集するためのソフトです。
配信関連
アバターとキャプチャー画面を同時に表示させるためには配信ソフトが必要で、オリジナルの背景やイラストがあった方がより映えます。
- 配信ソフト
- 配信画面用の背景・小物イラスト

ゲーム関連
ゲーム実況をするには以下のものが必須となります。
- ゲーム機本体
- 実況用ゲームソフト
- キャプチャーボード
音楽関連
歌ってみたや弾き語り配信をする場合に必要となるものです。
- 本格的マイク
- 楽曲の著作権料
- オリジナル曲制作費
- 楽器
グッズ製作費
Vtuberとしてファンが増えてきたら、グッズを作ることになるかもしれません。その際にもイラスト外注費などが発生します。
- グッズ用イラスト外注費
VTuberを始める際に発生する費用の相場
それぞれの費用相場を見ていきましょう。
既に該当機材を持っている人や、自分でデザインできるなどのスキルがある場合は、金銭が発生しないものもあります。
ここに書いてある値段は、新たに購入したり、プロに依頼する際におすすめとなる価格帯を書いています。
※私の個人的主観となりますので、上限・下限はこの通りではありません。
2D/3Dモデルの作成
立ち絵イラスト
5,000~50,000円程度
Vtuberとして活動するにあたり、見た目はめっちゃくちゃ重要です。
今後のVtuber活動を左右するものですので、自身の描くVtuber像に合うイラストレーターさんに依頼することをおすすめします。
自分の好きなイラストレーターさんにお願いできれば、満足度が高く、Vtuber活動もより楽しいものになるでしょう。
ただ、人気イラストレーターさんにお願いする場合は、料金が高いことや、待ちの人が多く出来上がりまでに多少時間がかかることなどのデメリットもあります。
3Dモデリング
50,000~150,000円程度
安ければ5,000円ほどで受注してくれるクリエイターさんもいますが、ある程度のクオリティを保ちたいなら最低でも50,000円は出した方が良いでしょう。
ロゴイラスト
5,000~40,000円程度
自分の看板ともなりうるロゴ。
ロゴは必須要素ではありませんが、あるとないとではパッと見たときの印象が違ってきますし、プロが作ったデザイン性の高いロゴが付いていると、一気に素人感がなくなり、より推してもらえる可能性が高くなります。

機材
iPhone
55,000円~150,000円程度
スマホだけで配信する場合には、iPhoneX以上のフェイストラッキング機能付きの機種が必須となります。
高性能PC
100,000~150,000円程度
PCで配信するなら、高性能なゲーミングPCを用意すると良いでしょう。
重めのゲーム実況をしても画面がカクつかないスペックのものなら、快適なVtuber活動ができます。
WEBカメラ
3,000円~10,000円程度
Vtuberはリアルな顔出しがないので、最低限フェイストラッキングができるもので構いません。
とはいえ、あまりに安いものだと動きがカクカクしてしまう可能性があるので注意しましょう。
マイク・マイク周辺アイテム
3,000~200,000円程度
一概にマイクといっても、マイク内蔵WEBカメラ・ヘッドセット・ダイナミックマイク・コンデンサーマイクなどがあります。
また、ダイナミックマイクやコンデンサーマイクを使う場合、オーディオインターフェースや周辺アイテムを併せて揃える必要があり、物が増えれば増えるほど費用も高額になります。
マイクや周辺アイテムについてはこちら




バ美肉用ボイスチェンジャー
5,000~30,000円
一般的に、男性が女性アバターとしてVtuber活動をする際に使われるボイスチェンジャー。
性別を変えずとも、地声を変化させたい場合には使うと良いでしょう。
VR・モーションキャプチャー機器
50,000~250,000円
全身の動きをトラッキングできるVR機器を揃えるとなると、かなり高額な出費になります。
ですが、その分アバターの可動域が広がり、幅広い配信活動ができるようになるのは間違いありません。
ただ、高精度で全身トラッキングできる分、PCへの負荷も大きく、それに耐えうるスペックのPCが必須となります。
また、一人では作業するのが難しくなるケースも出てくるため、自分以外にも共同作業できる人を探す必要も出てくるでしょう。

動画編集ソフト
5,000~40,000円
5,000円以下のものもありますが、あまりに安いものだと家庭用ビデオの編集レベルに留まるので、本格的にVtuber活動をしていきたいなら、多くの機能が付いていて操作がしやすいものを購入することをおすすめします。
配信関連
配信ソフト
個人的には、配信ソフトは無料のもので十分だと思っています。
ですが、より高度な編集や高品質な配信をしたい場合には、有料の配信ソフトを購入しても良いでしょう。
操作性も良くなり、細かな演出を付けることが可能になります。
配信画面用の背景・イラスト

背景に関しては、無料のフリー素材だけでも十分揃えることはできます。
ただ、オリジナリティのある背景にしたい場合は、プロのイラストレーターさんに依頼して独自の背景を作成してもらうと良いでしょう。
イラストに関しても、無料でもある程度揃えることはできますが、3Dの小物などは有料のものを使った方が確実にクオリティが高くなります。(1点100円程度~)
ゲーム関連
ゲーム機本体
40,000~90,000円
ゲーム実況でPC以外の機器を使いたい場合には、まずゲーム機本体が必要になります。
実況用ゲームソフト
4,000~8,000円程度
ゲーム実況をしたいソフトを入手することが必要ですが、そのソフトが配信許可されているものかどうかを調べておく必要があります。
※これを守らないと、著作権法違反になることがあるので注意しましょう。
キャプチャーボード
5,000~30,000円
PC以外のゲーム機を使ったゲーム実況をする場合に必要になります。
キャプチャーボードとは:ゲーム画面をPCに取り込んで録画したり、YouTube等でライブ配信をすることができる機器のこと。
音楽関連
歌ってみたや弾き語り配信をする場合には、音楽関連の出費もあります。
楽曲の著作権料
音楽配信をするときは、楽曲の著作権料が発生する場合があります。
ただ、Youtubeを利用して配信する場合、JASRAC・NexToneに登録されている楽曲の中ですと、自分で演奏するなら著作権料は発生しません。
ただ、カラオケ音源などを使用する場合には、著作権とは別で著作隣接権が発生する場合もあるので注意してください。
また、JASRACやNexToneと契約していない配信サイト(Twitterなど)の場合、自分自身で別途契約を結ぶ必要があります。
オリジナル曲制作費
10,000~150,000円程度
オリジナル曲を作る場合には、作曲家や音楽クリエイターに依頼します。
曲の長さにもよりますが、4分前後の曲なら、50,000円程度が相場でしょう。
自分で歌詞を書けるなら、その分だけ多少安く済ませることもできます。
また、ミックスやピッチ補正など、さまざまなオプションを付けると追加料金が発生する場合がありますので、依頼する場合は、細かい料金設定まで調べておくことをおすすめします。
楽器
弾き語りや楽器演奏をするなら、楽器代も必要になります。
とはいえ、楽器演奏をしようと考えている方は、すでに楽器をお持ちの方が多いと思います。
新たに購入する場合にはその楽器代が発生しますが、値段は楽器の種類によってもピンキリです。
楽器によって上限・下限が大きく変動しますので、ここでは価格帯は表記しません。
このあと、私の所有する電子ピアノと電子ヴァイオリンの値段を書いているので、参考にしていただければと思います。
グッズ製作費
グッズを販売する場合には、そのグッズに合うイラストを外注する必要があります。
ここでももちろん、自分でイラストが描ける場合には外注費は不要となります。
グッズ用イラスト
10,000~100,000円
グッズの種類にもよりますが、プロのイラストレーターさんに依頼するなら、最低でも10,000円はかかるとみておいた方が良いでしょう。
SKIMAでイラストの依頼もできます


管理人がVtuber活動を始める際に購入したもの/費用
ここで、私が実際に購入したものと、それにかかった費用を記載します。
参考程度に見ていただければ幸いです。
2D/3Dモデルの作成:総額0円

立ち絵イラスト:無料
立ち絵イラストはありません(笑)。
Vroid Studioを使用して自分で3Dアバターを作成したので、それを立ち絵イラスト代わりにしています。
3Dモデリング:無料
アバターは、3Dモデリングの必要がないVroid Studio(無料ソフト)を使って作っています。
ロゴイラスト:無料
ロゴはあるようでない状態ですが(笑)、それっぽいものは自分で作りました。(ロゴと呼べるのかは怪しいですが…。)
機材:総額298,500円
iPhone:約67,000円
普段使い用も兼ねて購入したiPhoneではありますが、Vtuber活動もできるようにフェイストラッキング機能の付いたものを選びました。
高性能PC:約150,000円
本格的にVtuber活動を始めるにあたり、動画編集や音声編集をする場合に高性能PCが必要だったため、そこそこ性能の良いゲーミングPCを購入しました。
もともとノートPCしか持っていなかったので、ちょうどデスクトップPCが欲しいとは思っていましたが、Vtuber活動がスムーズに進むようことを考えて選びました。
モニターやキーボード・マウスを含めたトータルの料金です。
WEBカメラ:約2,500円
WEBカメラは最低限フェイストラッキングができれば良いと思い、安めのものを購入しました。
マイク・マイク周辺アイテム:約67,000円
コンデンサーマイクを購入してから、マイク周辺アイテム含め、いろいろと集めてしまいました。(笑)
それぞれの費用詳細は以下です。
- コンデンサーマイク:約30,000円
- ショックマウント:(コンデンサー購入時に同梱されていました。個別購入なら約10,500円のもの。)
- マイクスタンド:約3,000円
- インターフェース:約18,000円
- ケーブル:約3,300円
- リフレクションフィルター:約10,500円
- ポップガード:約2,000円
バ美肉用ボイスチェンジャー:使用なし
ボイスチェンジャーは使用していません。
VR・モーションキャプチャー機器:12,000円
LeapMotionという、手先だけをトラッキングできる機器を購入しました。
高額なVR機器は購入できないと踏んで諦めたのですが(笑)、このLeapMotionを購入したことで、かなり動きに幅を付けられるようになりました。
VR機器は高くて買えないけど、フェイストラッキングだけじゃ寂しいから少し動きを付けたい!という人にはおすすめです。

動画編集ソフト:総額8,000円
私は『Filmora』の永続ライセンスを購入して使っています。
『Filmora』は、初心者でも使いやすくて感覚的に操作ができるため、満足度の高い動画編集ソフトです。
配信関連:総額0円

配信ソフト:無料
無料で使えるOBS Studioというソフトを使っています。無料なのに高性能で使いやすいため、重宝しています。
配信画面用の背景・イラスト:無料
フリー素材のイラストを使っています。(イラストAC、OKUMONOなど)
ありきたりな絵柄にはなってしまいますが、現時点ではこちらで満足しています。
ただ、3D用の素材に関しては、無料だとあまり良いものが見つからないのと、どうしてもクオリティが下がってしまうため、多少はお金を出した方が良いかもしれないと思っています。
ゲーム関連:使用なし
現時点ではゲーム実況をしていないので、ゲーム実況に関しては特に費用が発生していません。
ゲーム機本体:使用なし
実況用ゲームソフト:使用なし
キャプチャーボード:使用なし
音楽関連:総額0円
楽曲の著作権料:使用なし
現時点では、まだ本格的な歌配信はしていません。
また、やるとしても弾き語りやアカペラ等、自分で全て演奏をまかなうつもりなので、著作隣接権にも関与しない活動をする予定です。
オリジナル曲制作費:使用なし
オリジナル曲は作っていないため、費用は発生していません。
楽器:新規購入なし
楽器はもともと持っていたものがあるので、新たに購入はしていません。
グッズ製作費:使用なし
グッズ用イラスト:使用なし
私はグッズを製作していないので、現時点で費用は発生していません。
管理人のVtuber活動でかかった費用総額
すばり、約306,500円です!

結構かかっちゃった!
とはいえ、内訳として約3分の2がハード(スマホ・PC)代で、かつ普段利用も兼ねているものです。
純粋なVtuber活動のみの出費は、マイク関連、モーションキャプチャー、編集ソフトくらいですね。
それでも100, 000円近く使っていることになりますが…。
これでも、アバターやロゴ制作関係は全て自分でやっているので、比較的費用を抑えている方なのではないかと思っています。
また、これらとは別に、他にも毎月のインターネット通信料や電気代が発生していますが、こちらに関しては今回は含めておりません。
個人でVtuberになる場合にかかる費用FAQ

Vtuberに必要な費用・まとめ

いかがでしたでしょうか。
Vtuberを始める際に必要な費用は人によってピンキリですが、完全無料でできる方法もあれば、高額な費用をかけて幅広い活動をする方法もあります。
また、費用をかけたらその分、理想に近いVtuber活動に近づくことは間違いないでしょう。
しかし、自分の予算とかけ離れたものを購入するよりは、自分のできる範囲で投資してVtuber活動を楽しむことが大切だと思っています。
自分がどうしても欲しい!と思うものや、この活動は絶対にやりたい!と思うものに、まずは投資するようにしましょう。
活動していくなかで、機材などを徐々に増やしていっても何ら問題はありません。
みなさんが楽しくVtuber活動ができるようになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう。
関連記事はこちら







コメント