
こんにちは!
ブロガーのまめこ(concon_mameco)です。
今回は、Vtuberになるには、一体どれくらいのお金が必要になるのかをまとめました。
スマホやPCがあれば完全無料で始めることもできますが、できることは限られてしまいます。
一方、高額な機材などを準備すれば、思い描くようなVtuber活動をすることもできるでしょう。
Vtuber活動を始める際にかかる費用は、ご自身の経済状況やどんな活動をやっていきたいかによっても変わります。
これからVtuber活動をしようと思っている方は、ぜひこの記事を参考にしていただければと思います。
どんなものにお金がかかるのか
まずは、Vtuberをこれから始めようとするとどんなものにお金必要となるのか、一覧で見てみましょう。
- 配信用デバイス(PC/スマホ)
- 機材
- 編集ソフト・配信ソフト
- アバター/モデルの作成
- ロゴやバナーの作成
- その他製作費(アバター用衣装、配信用背景、オリジナル曲、グッズ等)
- 活動内容に応じた出費(ゲームソフト代、楽器代、ボイトレレッスン費、著作権料等)
配信用デバイス
パソコンやスマホなど、Vtuber活動の基盤となるデバイスが必要です。
パソコンを使って活動するか、スマホを使って活動するかによって、Vtuberとしてできることが異なります
PCの場合
使用される機器:主に高機能PCや、ゲーミングPC
活動内容:YouTube動画配信(収録配信・生配信)、ゲーム配信、歌ってみた・演奏してみた、雑談など
スマートフォンの場合
使用される機器;主にiPhone
活動内容:生配信、アプリゲーム配信、歌・雑談など
スマホで活動する場合は、VtuberというよりもVライバーとしての性質の方が強いかもしれません。
機材
マイクやウェブカメラ、VR機器など、アバターを通して自分の声や動きを伝える機材。
- WEBカメラ
- マイクと周辺アイテム
- バ美肉用ボイスチェンジャー(※)
- VR・モーションキャプチャー機器

編集ソフト・配信ソフト
主にPCで活動する場合は、メインコンテンツとなる動画を編集するための動画編集ソフトや、PCで収録しながら配信をするための配信ソフトが必要となります。
動画編集ソフト
動画編集ソフトがPCに付属していない場合は、別途購入する必要があります。
無料ソフトでも編集できないことはありませんが、長期的に活動を続けるのであれば、別途購入した方がより早く高品質な動画が作成できます。
配信ソフト
アバター/モデルの動きと収録音声を合わせた動画を配信するために、配信ソフトが必要です。

アバター/モデルの作成
まずはVtuberの要となるアバター/モデルの2Dイラスト、3Dモデルを作る必要があります。
2Dで活動するか、3Dで活動するかで作る媒体が異なります。
2Dの場合
立ち絵イラストと言われる、Vtuberの全体像がわかるイラストが必要となります。
イラストが自分で描ける場合は自分で作っても良いでしょう。
イラストレーターにお願いして作成してもらう場合が一般的ですが、その分クオリティの高いモデルが出来上がる分、費用も発生します。
また、作成された2Dモデルに動きを足すためには、別途モデリングが必要となります。
モデリングもできるイラストレーターさんやクリエイターさんもいますので、探してみましょう。
3Dの場合
3Dの場合は、3Dモデルが必要となります。
自分で作成することもできますが、慣れないうちは時間がかかることと思います。
2Dの場合と同じく、3Dモデルクリエイターにお願いすればクオリティの高いモデルが出来上がりますが、別途作成費用が発生します。


ロゴやバナーの作成
宣伝材料やテーマとなるロゴやバナーが必要です。
専門のデザイナーに依頼をすると、ハイクオリティかつオリジナリティのあるロゴを作ってもらうことも可能でしょう。
その他製作費
アバター用衣装
配信用背景
オリジナル曲
グッズ等
Vtuberとしてファンが増えてきたら、グッズを作ることになるかもしれません。その際にもイラスト外注費などが発生します。
活動内容に応じた出費
ゲーム関連
ゲーム実況をするには以下のものが必須となります。
- ゲーム機本体
- 実況用ゲームソフト
- キャプチャーボード
音楽関連
歌ってみたや弾き語り配信をする場合に必要となるものです。
- 本格的マイク
- 楽曲の著作権料
- オリジナル曲制作費
- 楽器
その他、ボイトレレッスン費や著作権料等が必要となる場合もあります。
VTuberを始める際に発生する費用の相場
それぞれの費用相場を見ていきましょう。
既に該当機材を持っている人や、自分でデザインできるなどのスキルがある場合は、金銭が発生しないものもあります。
ここに書いてある値段は、新たに購入したり、プロに依頼する際におすすめとなる価格帯を書いています。
※私の個人的主観となりますので、上限・下限はこの通りではありません。
2D/3Dモデルの作成
2D/3Dモデリング
5,000~50,000円程度
Vtuberとして活動するにあたり、見た目はとても重要です。
今後のVtuber活動を左右するものですので、自身の描くイメージに合うタッチのイラストやモデリングができるクリエイターさんに依頼することをおすすめします。
満足度が高いデザインになればなるほど、Vtuber活動がより楽しいものになるでしょう。
ただ、人気クリエイターさんに発注する場合は、料金がある程度必要になることや、多忙により出来上がりまでに時間がかかることなどのデメリットもあります。
安ければ5,000円ほどで受注してくれるクリエイターさんもいますが、ある程度のクオリティを保ちたいなら数万円程度はかかると思っておいた方が良いでしょう。
ロゴイラスト
5,000~40,000円程度
自分の看板ともなりうるロゴ。
ロゴは必須要素ではありませんが、あるとないとではパッと見たときの印象が違ってきますし、プロが作ったデザイン性の高いロゴが付いていると、一気に素人感がなくなり、より推してもらえる可能性が高くなります。

機材
iPhone
55,000円~150,000円程度
スマホだけで配信する場合には、iPhoneX以上のフェイストラッキング機能付きの機種が必須となります。
高性能PC
100,000~150,000円程度
PCで配信するなら、高性能なゲーミングPCを用意すると良いでしょう。
重めのゲーム実況をしても画面がカクつかないスペックのものなら、快適なVtuber活動ができます。
WEBカメラ
3,000円~10,000円程度
Vtuberはリアルな顔出しがないので、最低限フェイストラッキングができるもので構いません。
とはいえ、あまりに安いものだと動きがカクカクしてしまう可能性があるので注意しましょう。
マイク・マイク周辺アイテム
3,000~200,000円程度
一概にマイクといっても、マイク内蔵WEBカメラ・ヘッドセット・ダイナミックマイク・コンデンサーマイクなどがあります。
また、ダイナミックマイクやコンデンサーマイクを使う場合、オーディオインターフェースや周辺アイテムを併せて揃える必要があり、物が増えれば増えるほど費用も高額になります。
マイクや周辺アイテムについてはこちら

バ美肉用ボイスチェンジャー
5,000~30,000円
一般的に、男性が女性アバターとしてVtuber活動をする際に使われるボイスチェンジャー。
性別を変えずとも、地声を変化させたい場合には使うと良いでしょう。
VR・モーションキャプチャー機器
50,000~250,000円
全身の動きをトラッキングできるVR機器を揃えるとなると、かなり高額な出費になります。
ですが、その分アバターの可動域が広がり、幅広い配信活動ができるようになるのは間違いありません。
ただ、高精度で全身トラッキングできる分、PCへの負荷も大きく、それに耐えうるスペックのPCが必須となります。
また、一人では作業するのが難しくなるケースも出てくるため、自分以外にも共同作業できる人を探す必要も出てくるでしょう。

動画編集ソフト
5,000~40,000円
5,000円以下のものもありますが、あまりに安いものだと家庭用ビデオの編集レベルに留まるので、本格的にVtuber活動をしていきたいなら、多くの機能が付いていて操作がしやすいものを購入することをおすすめします。
配信関連
配信ソフト
個人的には、配信ソフトは無料のもので十分だと思っています。
ですが、より高度な編集や高品質な配信をしたい場合には、有料の配信ソフトを購入しても良いでしょう。
操作性も良くなり、細かな演出を付けることが可能になります。
配信画面用の背景・イラスト
背景に関しては、無料のフリー素材だけでも十分揃えることはできます。
ただ、オリジナリティのある背景にしたい場合は、プロのイラストレーターさんに依頼して独自の背景を作成してもらうと良いでしょう。
イラストに関しても、無料でもある程度揃えることはできますが、3Dの小物などは有料のものを使った方が確実にクオリティが高くなります。(1点100円程度~)
ゲーム関連
ゲーム機本体
40,000~90,000円
ゲーム実況でPC以外の機器を使いたい場合には、まずゲーム機本体が必要になります。
実況用ゲームソフト
4,000~8,000円程度
ゲーム実況をしたいソフトを入手することが必要ですが、そのソフトが配信許可されているものかどうかを調べておく必要があります。
※これを守らないと、著作権法違反になることがあるので注意しましょう。
キャプチャーボード
5,000~30,000円
PC以外のゲーム機を使ったゲーム実況をする場合に必要になります。
キャプチャーボードとは:ゲーム画面をPCに取り込んで録画したり、YouTube等でライブ配信をすることができる機器のこと。
音楽関連
歌ってみたや弾き語り配信をする場合には、音楽関連の出費もあります。
楽曲の著作権料
音楽配信をするときは、楽曲の著作権料が発生する場合があります。
ただ、Youtubeを利用して配信する場合、JASRAC・NexToneに登録されている楽曲の中ですと、自分で演奏するなら著作権料は発生しません。
ただ、カラオケ音源などを使用する場合には、著作権とは別で著作隣接権が発生する場合もあるので注意してください。
また、JASRACやNexToneと契約していない配信サイト(Twitterなど)の場合、自分自身で別途契約を結ぶ必要があります。
オリジナル曲制作費
10,000~150,000円程度
オリジナル曲を作る場合には、作曲家や音楽クリエイターに依頼します。
曲の長さにもよりますが、4分前後の曲なら、50,000円程度が相場でしょう。
自分で歌詞を書けるなら、その分だけ多少安く済ませることもできます。
また、ミックスやピッチ補正など、さまざまなオプションを付けると追加料金が発生する場合がありますので、依頼する場合は、細かい料金設定まで調べておくことをおすすめします。
楽器
弾き語りや楽器演奏をするなら、楽器代も必要になります。
とはいえ、楽器演奏をしようと考えている方は、すでに楽器をお持ちの方が多いと思います。
新たに購入する場合にはその楽器代が発生しますが、値段は楽器の種類によってもピンキリです。
楽器によって上限・下限が大きく変動しますので、ここでは価格帯は表記しません。
このあと、私の所有する電子ピアノと電子ヴァイオリンの値段を書いているので、参考にしていただければと思います。
グッズ製作費
グッズを販売する場合には、そのグッズに合うイラストを外注する必要があります。
ここでももちろん、自分でイラストが描ける場合には外注費は不要となります。
グッズ用イラスト
10,000~100,000円
グッズの種類にもよりますが、プロのイラストレーターさんに依頼するなら、最低でも10,000円はかかるとみておいた方が良いでしょう。
SKIMAでイラストの依頼もできます


Vtuber活動を始める際にかかる費用と機材/ソフトの例
なるべくお金をかけずに活動する場合に、最低限かかる費用や必要になる機材/ソフトの例を挙げてみます。
2D/3Dモデルの作成:0円
3Dモデリング:0円
【VRoid Studio】という無料で3Dモデルが作成できるソフトを使用すれば、自分で3Dモデルを作成することができます。
ソフトに慣れるにはコツが必要ですが、根気と時間があればオリジナルの3Dモデルを作ることは十分に可能です。
ロゴイラスト:0円
【Canva】などの無料のデザインソフトを使用して自分でロゴを作成することもできます。
デザインセンスが問われますが、なんとかアイデアをひねり出せばデザイン経験がない人でも無理なことではありません。
初心者でも簡単に画像編集ができる【Canva】がおすすめ!


機材:約300,000円
iPhone:約67,000円
スマホでのVtuber活動もできるようにするには、フェイストラッキング機能の付いたスマホが必要になります。
対応アプリも多く、にじさんじのVtuberさんも使用している【iPhone】がおすすめです。
高性能PC:約150,000円
本格的にVtuber活動を始める場合、動画編集や音声編集をするためには処理能力の高い高性能PCが必要となります。
様々な活動を行うためにも、Vtuber活動におすすめなのはゲーミングPCです。
デスクトップPCの場合は、モニターやキーボード・マウスなども同時に必要となりますので注意しましょう。
WEBカメラ:約2,500円
最低限フェイストラッキングができるものとして、WEBカメラが必要です。
ノードパソコンの場合は、元から内蔵カメラが付いている場合が多く、別途購入する必要はないかもしれません。
マイク/マイク周辺機器:約67,000円
声が命のVtuberは、より良い音質で録音できるコンデンサーマイクを使用することをおすすめします。
ただ、配信活動に人気のコンデンサーマイクやダイナミックマイクを使用する場合、マイク単体では使用できないものも多く、同時に周辺機器を購入する必要があります。
マイク周辺機器の費用例
- コンデンサーマイク:約30,000円
- ショックマウント:約10,500円
- マイクスタンド:約3,000円
- インターフェース:約18,000円
- ケーブル:約3,300円
- リフレクションフィルター:約10,500円
- ポップガード:約2,000円
バ美肉用ボイスチェンジャー:0円
ボイスチェンジャーは使用せず、自分の声で勝負すればボイスチェンジャーの代金はかかりません。
ただ、モデルの性別を自分とは異なるものにしたい場合は、ボイスチェンジャーを使った方が簡単に声を変えられるので便利です。
VR・モーションキャプチャー機器:約10,000円
VR機器は値段が張るものが多いですが、【LeapMotion】という手や腕だけをトラッキングできる機器なら、約10,000円ほどで購入することができます。
高額なVR機器は、料金がそこそこかかる上に、ある程度体を動かせる広さのある部屋じゃないと使用しづらく、なかなか購入に踏み切れないという方も多いのではないでしょうか。
一方、このLeapMotionは、手や腕だけのトラッキングにはなりますが、フェイストラッキングのみで活動するよりは、それなりにVtuberらしい動きを付けることができてバリエーションがかなり広がるので、高額なVR機器を購入することが難しい方にはかなりおすすめです。

動画編集ソフト:約8,000円
私は『Filmora』の永続ライセンスを購入して使っています。
『Filmora』は、初心者でも使いやすくて感覚的に操作ができるため、満足度の高い動画編集ソフトです。
配信関連:0円
配信ソフト:0円
無料で使えるOBS Studioというソフトを使っています。無料なのに高性能で使いやすいため、重宝しています。
配信画面用の背景・イラスト:0円
【イラストAC】などのフリー素材配布サイトを使えば、無料で背景を設定することができます。
ありきたりな絵柄にはなってしまいますし、誰かと被ってしまう可能性も高くなりますが、種類も豊富なので、まずはフリー素材を使用してみても良いと思います。
ただ、3D用の素材に関しては、無料だとあまり良いものが見つからず、どうしてもクオリティが下がってしまうため、有料の素材サイトを使用するのが良いでしょう。
3Dモデルに合う写真素材なども豊富なPIXTAがおすすめ!
以上が、Vtuber活動に必要となる機材やかかる費用例です。
また、これらとは別に、毎月のインターネット通信料や電気代が発生しますのでご注意ください。
Vtuberを始める際にかかる費用 FAQ

Vtuberを始める際にかかる費用 まとめ

いかがでしたでしょうか。
Vtuberを始める際に必要な費用は人によってピンキリですが、完全無料でできる方法もあれば、高額な費用をかけて幅広い活動をする方法もあります。
また、費用をかけたらその分、理想に近いVtuber活動に近づくことは間違いないでしょう。
しかし、自分の予算とかけ離れたものを購入するよりは、自分のできる範囲で投資してVtuber活動を楽しむことが大切だと思っています。
自分がどうしても欲しい!と思うものや、この活動は絶対にやりたい!と思うものに、まずは投資するようにしましょう。
活動していくなかで、機材などを徐々に増やしていっても何ら問題はありません。
みなさんが楽しくVtuber活動ができるようになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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