Vtuberの歴史は?始まりから発展の経緯、人気になった理由をわかりやすく解説!

狐崎まめこ

こんにちは!
ボイトレVTuberの狐崎まめこ(concon_mameco)です。

今では至るところで目にするようになってきたVTuber(バーチャルYouTuber)の存在。

VTuberの文化は、インターネットやスマホの普及、VR技術の進化とともに発展してきました。

この記事では、VTuberがどのようにして生まれ、認知されるようになってきたのかについて、わかりやすく解説していきます。

目次

VTuberの発展の歴史

ポイント

VTuberの始まりは、コンピューター技術が発達してきたころから徐々にその輪郭を表してきました。

「ここがVTuberのはじまりです」と一概に決めることはできませんが、一般的には、VTuberとしての存在が認知され始めたのは2011年ごろと言われています。

Vtuberの発展の背景にある要素

  • VR・Unity・Live2Dなどの技術の発展
  • スマホ/インターネット回線の普及
  • 配信プラットフォーム/アバター作成ツールの開発・普及

上記のように、VTuberの発展には多くの要素が絡み合っています

時代の移り変わりとともに、それらの背景を交えてみていきましょう。

VTuberの定義について知りたい方はこちら

2007年~2010年

初音ミクが登場

2007年、DTMソフトウェアのキャラクターとして「初音ミク」がリリースされました。

合成音声を使った歌唱やトークで人気を博したボーカロイドの存在が、VTuber文化の発展に貢献したことは明確でしょう。

2010年末には「MikuMikuDance(MMD)」などのソフトを使い、二次元キャラクターをモーションキャプチャーで動かす動画の投稿が現れ始めました。

2011年~2014年

最古のVTuber?「Ami Yamamoto」

Vtuber史上最古のVTuberと言われているのが、2011年6月に出現した「Ami Yamamoto」です。

「Ami Yamamoto」は当時から3DCGキャラクターとして、現在のVTuberのような「人格をもつキャラクターがYouTubeに動画投稿をする」という活動をしていました。

Ami Yamamotoはロンドン在住の日本人という設定で、日常をビデオブログとしてYouTubeに投稿しており、海外では「Virtual Vlogger(バーチャルブロガー)」と呼ばれています。

Vlogger:「video(ビデオ)」で「blog(ブログ)」を投稿している人のこと。

2014年から徐々に増え始めたVtuber

2014年に台頭した主なVTuberがこの3名です。

Vtuber名活動開始時期特徴
アニメ娘エイレーン2014年3月1日のちにVtuber四天王の一人となるミライアカリの前身とも言える存在。
ウェザーロイド・アイリ2014年4月10日天気予報番組『SOLiVE24』のアンドロイドお天気お姉さん。
みゅみゅ2014年5月初音ミクのMMDを使った動画投稿を現在のVTuberに近いスタイルで投稿

2016年

2011年ごろから頭角を現していたVTuber的存在ですが、大きく取り上げられることもなく、また定義もありませんでした。

そんな中登場したのが、「キズナアイ」です。

『VTuber』という呼称は、2016年末に現れたキズナアイが自らを「バーチャルYouTuber」呼んだことが始まりといわれています。

キズナアイの誕生

2016年の11月29日、キズナアイが初めて動画を投稿します。

キズナアイは「世界初のバーチャルYouTuber」と自称しており、それが『VTuber』という言葉が生まれるきっかけとなりました。

当初から頻繁に動画を投稿して話題を集め、ファンによって英語字幕が付けられたことで海外での認知度も一気に高まり、世界に認知されるVTuberとなりました。

2017年

2017年は、VTuberが多くの人に認知され始めた黎明期と言われています。

『VTuber』という呼称が世に広まり始めた当初は「キズナアイ」のほか数名がVTuberとして活動している程度でしたが、キズナアイのブレイクを受け、2017年中盤からはVTuber活動を始める人が徐々に増えていきます。

「MikuMikuDance」や「Live2D」などでモデル制作をしていたクリエーターの参入により、VTuber界隈はさらに活発なものとなり、2017年のうちにVTuberの数は1000人に達するほどになりました。

Vtuber四天王が頭角を現す

VTuber四天王と呼ばれる「電脳少女シロ」「ミライアカリ」「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん(ねこます)」「輝夜月」が現れたことで、さらにVTuber人気は高まっていきます。

「キズナアイ」と「四天王」の存在が、バーチャルYouTuberという存在を確立させ、広く浸透させました。

活動開始時期四天王といわれるVTuber
2017年8月12日電脳少女シロ
2017年10月ミライアカリ
2017年11月バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん・ねこます
2017年12月輝夜月

【VTuber四天王】については、こちらの記事で詳しく解説しています

(ページ準備中です。今しばらくお待ちください。)

2018年

『VTuber』という言葉は、2018年から特に流行していき、「バーチャルYouTuber/VTuber」がネット流行語大賞2018の金賞を受賞することになります。

バーチャルYouTuber四天王の誕生によりVTuber業界が大きく歩みを進めたことから、2018年はVTuber元年と呼ばれます

個人向けソフト・アプリの開発

2018年は、アバター制作ツールや配信プラットフォームなどが次々に開発されたことでVTuberになるためのハードルが一気に下がり、多くの人がVTuber活動を始めます。

また、にじさんじ人気の影響もあり、ライブ配信を中心に活動する2DのVTuberが激増しました。

各企業もVTuber文化の発展に力を入れ始め、ツイキャスではVTuber用の収益プログラムが作成、MirrativではVTuberになれる機能が実装されます。

また、SHOWROOMや17Liveなど、既存のライブ配信サービスにもバーチャルカテゴリが誕生し、VTuber活動を後押ししていきます。

2018年に発展したツール

VTuberやアバター配信者に特化した配信プラットフォーム
  • IRIAM
  • REALITY
  • バーチャルキャスト
作成・VTuberのスタートアップを支援するツール
  • Vカツ
  • VRoid
  • カスタムキャスト
  • MakeAvatar

テレビ進出

2018年から、VTuberのテレビ進出が拡大し始めました。

放送開始月番組名
4月キズナアイ「キズナアイのBEATスクランブル」
電脳少女シロ「サイキ道」
10月にじさんじ「にじさんじのくじじゅうじ」
12月輝夜月「LUNA TV」

大手事務所の出現

2018年は、「にじさんじ」や「ホロライブ」、「upd8」、「.LIVE」、「ENTUM」などの大手事務所やプロジェクトの創立が目立ち、各企業のオーディションによる人材発掘も始まります。

企業プロデュースによるVTuberがチャンネル登録者数や再生数を伸ばし、VTuber界隈をさらに盛り上げていきます。

にじさんじの存在

「VTuberは3DでYouTube動画投稿するもの」という概念に一石を投じたのが「にじさんじ」です。

にじさんじ:元々は、いちから株式会社が一般向けに開発した「VTuberになれるスマホアプリ」のこと。現在は事務所としての役割を担っています。

2018年2月の「にじさんじ」登場以後、ライブ配信を主体とした配信スタイルが確立されるようになりました。

バーチャルライブアプリ「にじさんじ」の公式ライバーは「スマホやPCで手軽に配信ができる」というLive2Dモデルの特徴を生かし、ライブ配信を主体に活動を行っていました。

「にじさんじ」のLive2Dを使った配信技術により、高い技術力や資金を要する3Dモデルから、個人でも簡単にモデルを作成することができるLive2Dモデルに注目が集まり始めました。

Live2dについてはこちらの記事をお読みください

(ページ準備中です。今しばらくお待ちください。)

2019年

2019年には、バーチャルクリエイター「もちひよこ」の個人VTuberプロダクション「もちぷろ」や、漫画家佃煮のりおのバーチャルYouTuber事務所「のりプロ」など、個人が運営するプロジェクトやグループも出現しはじめます。

それまで主に男性を中心としていたVtuberのファン層にも変化が現れ、男性VTuberによる女性ファンの獲得も目立つようになります。

VTuber人口はさらに10000人にまで上り、人気が分散していく傾向が見られるようになりました。

ライブ配信の増加

Youtubeでは、動画人気やVTuberの爆発的増加により、動画再生数が伸びにくい状況が生まれていきます。

その結果、VTuberの多くはライブ配信を増やし、視聴者の投げ銭によるVTuber支援「スパチャ(スーパーチャット)」によって収入を増やす方向へと転換していきます。

2019年にデビューしたVTuberの中には、当初からライブ配信に力を入れている人も多数います。

Vtuberと音楽の関わり

2019年以降はVTuberのイベントがどんどん増え、特に音楽シーンの活躍が多く見られるようになりました。

2019年1月にはNHK総合で「NHKバーチャルのど自慢」が放送され、一般への認知度がさらに深まっていきます。

ワンマンライブや1周年記念ライブ等のイベントを行うVTuberが増える一方、アーティストと来場者が一体となって楽しめる新しいxRライブイベント「TUBEOUT!」や、バーチャルシーンの音楽の祭典「VIRTUAFREAK」などのVTuber特化型音楽イベントでの活躍が多く見られました。

Vtuberとファッションの関わり

Vtuberが衣装を纏いランウェイを歩くファッション×バーチャルライブイベント「FAVRIC」が2019年9月29日に幕張メッセで開催され、一大イベントとして大きな話題を呼びました。

そのほか、ストリートアパレルブランド「42(FORTYTWO)」がVTuberとのコラボを幾度となく行うほか、バーチャル文化から創発されたブランドも出現するようになります。

Vtuberの海外展開

2019年から海外展開への動きも大きくなっていきます。

各事務所の海外展開への動き

  • にじさんじ

「にじさんじ」を運営する「いちから株式会社」は、「VirtuaRealProject」(中国)、「NIJISANJI ID」(インドネシア)、「NIJISANJI IN」(インド)、「NIJISANJI KR」(韓国)等で世界的なグループ展開を行っています。

また、中国の動画共有サイト「bilibili」にて公式コラボ番組「VRFM」も開始しました。

  • ホロライブ

2019年1月ごろから「bilibili」と正式契約を結んで中国での展開を始め、10月4日~6日に開催された「BILIBILI WORLD 2019 上海」では物販ブースを出展しました。

また、ホロライブ中国の一期生として「夜霧」「Civia」「黒桃影」らが活動を始めています。

  • Avtiv8

「キズナアイ」の活動を運営する「Activ8」は、キズナアイ生誕3周年記念イベント「A.I. Party! 2019 〜hello, how r u?〜」にて中国語版「キズナアイ」の “インストール” を発表しました。

Vtuberが主体のテレビ番組

VTuberが主体となって進行するテレビ番組も増えていきます。

放送開始月番組名
1月「バーチャルさんはみている」
電脳少女シロが出演する「超人女子戦士 ガリベンガーV」
4月ときのそら・響木アオ・猿楽町双葉による「四月一日さん家の」
キズナアイによる「月イチのてぇてぇTV」

2020年~2021年

2020年には、企業・個人含めて10000人を超えるVTuberが活動をするようになります。

VRやARなどの技術も日に日に進化しており、VTuberとしてできる活動範囲は現在進行形でどんどん広がっています。

収益化停止問題

2020年に入ってから、VTuberの収益化が停止される問題が次々と発生しました。

理由としては、「同じ背景でVTuberがトークするだけ」といった構成が、チャンネル収益化ポリシーに反する「繰り返しの多いコンテンツ」や「再利用されたコンテンツ」であるとAIにより判断されたためのようです。

VTuberとして活動する場合、単純な構成の動画ではなくバラエティに富んだ構成による動画を配信する必要があり、徐々に収益化へのハードルも高くなっています。

一方、アバター作成ツールやライブ配信アプリは十分なほど世に出てきていますので、ライブ配信を中心としたVTuber活動は誰でも簡単に行えるようになりました。

Vtuberの今後の発展は?

VTuberによる海外プラットフォームの配信や海外イベントへの出演など、海外進出への取り組みが進んでいます。

人気事務所である「にじさんじ」が新たに「SLEE」というリアルタレント事業を仕掛け始めていることもあり、バーチャルとリアルの垣根がなくなっていくような動きがみられるかもしれません。

また、VR技術の開発が進むにつれて高価なVR機器の低価格化が進んでいけば、よりバーチャルな世界が身近になり、誰もがアバターを持つ時代や、アバターを通してあらゆるものごとを行える時代が到来するとも予想できます。

よくある質問

よくある質問
現在のVTuber人口はどれくらい?

毎日、数えきれないほどのVTuberが生まれて(?)います。

その逆も然りで、活動を休止するVTuberもいます。

正確な人数を数えるのは難しいですが、15,000人以上はいると推測されます。(完全なる私の個人的予想です)

世界的なVTuber人口も含めると、20,000人以上はいるのではないでしょうか。(こちらも完全に個人的予想)

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

VTuberの歴史は浅いと思われがちですが、VTuberのような活動をする者が認知され始めたのが2011年ごろ、そして3D技術やコンピューターの開発にまで遡るとさらに古い歴史があることがわかります。

コンピューターが開発された時点で、のちにVTuberという存在が出現することは必然だったのかもしれませんね。

また、現在進行形で技術も進歩しているので、これからVTuberの世界もどんどん変わっていくと思われます。

これからの動きも楽しみですね!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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